こんにちは。kanaです。
最近、保育士さんが退職代行を利用することが増えています。
理由は保育士をされている方ならほとんどお分かりですね。
退職代行の利用を考えている保育士さんに、利用の手順や注意すべき点などを解説していきます。
保育士は退職が言い出しづらい?
「辞めらさせてもらえない」と言っている保育士さんを見かけます。
「このように改善する、待遇を良くする」などと言われ、引き止められているのです。
しかし、本当にその問題がきちんと改善される見込みはありますか?
もし本当に改善されそうなら、少し待ってみても良いかもしれません。ですが、
ほとんどの場合が「改善の見込みなし」ですよね。
いついつまでに、このようなことをするなど具体的でなければ、それは現実的ではないと考えた方が良さそうです。
そもそも、相談をすれば真摯に聞いてくれて改善してくれるような園であれば、そこまで劣悪な労働環境にはならないですよね。その都度改善しているわけですから。
実際は、上記のような話で本当に根本から改善されたということは聞いたことがありません。ですから問題が蓄積したままになっているのです。
保育士たちが困っているのに、知らないフリをしている主任、園長もいるようです。
あなたや他の保育士さんが困っていると知りながら、いざ相談されてしまうと、守る気もない「改善する、待遇を良くする」などと言ってその場をしのいだり、「大変ね」などと言っただけで放置するなどの話を聞いたことがあります。
困っている職員に対して、何もせずに放置するということは、「そのまま苦しみ続けてください」と言われているのと同じことです。
そのような園は、早めに見切りをつけた方が良いのではないでしょうか。
退職が難航するケース
「年度途中だけど、退職したい」
年度途中の退職は、退職交渉がなかなか進まないことがあります。
特に難しいケースとしては、
「いじめやパワハラを受けていて、退職するなんて言ったら何をされるか分からない」
というケースです。
民法に従って2週間前に退職を申し出たとして、その2週間の間にどんないじめやパワハラをされるか分からないからです。
退職書類を発行してくれないなどのトラブルになる可能性もあります。
退職代行会社を使う手順
そこで、退職の意思表示を代行してくれる、退職代行会社を利用するという案が出てきます。
早速、利用の手順を見ていきましょう。
①無料相談をしてみる
まず、代行会社に退職の相談してみましょう。相談は無料です。
費用は大体3万〜5万円程度が一般的です。
離職票や、源泉徴収票、在籍証明書、退職金の請求書などの郵送確認をしてもらえるかどうかも、問い合わせで聞いてみてください。
労働組合または弁護士が運営している退職代行会社でしたら、書類発行などを職場の要望することは可能です。
②退職実行の計画を立てる
依頼する代行会社が決まったら、退職実行までの計画を立てます。
計画は退職代行会社が一緒に考えてくれます。
大体、保育書類の締め切りなどの区切りは月末だと思いますので、月末までは出勤して書類等を終わらせた後に、退職代行に動いてもらうのが良いかと思います。
月末までに担当になっている書類、作り物を終わらせるようにしましょう。
そのようなこともできないほど追い詰められているなら、もう仕方ありませんので、逃げることに徹してください。
残してしまう仕事がある場合は、次の章で説明する手紙に、何が終わっていないか引き継いでください。
③手紙を書く
挨拶、引き継ぎのための手紙を作成します。
(宛名)〇〇先生、〇〇先生、・・・
この度は、このような形で退職をすることになり、本当に申し訳ありません。
※引き継ぎ
例:
- 書類はここまで終わっている
- 作り物はここまで終わって、どこに置いてあるか等
大変お世話になりました。
今までありがとうございました。
〇〇(名前)
手紙、ロッカーの鍵、保険証、エプロンなどの貸与品をセットにして郵送します。
手紙を送るつもりであること、手紙の内容は事前に代行会社に伝えておいてください。
引き継ぎや郵送物の確認なども、代行会社と一緒に計画を立てましょう。
これで引き継ぎもOKです。
出勤最終日は忘れ物がないようにくれぐれも注意してくださいね。
代行会社との打ち合わせで決めた出勤最終日が終わりましたら、次の日から園に行かなくて大丈夫です。
退職代行会社に動いてもらいましょう。
職場からの電話には出ないようにしましょう
園の電話、園長先生の業務用携帯電話など、園にかかわる電話は着信拒否にした方が良いでしょう。
実家の電話番号が知られているようでしたら、わけを話して電話に出ないようにしてもらうなど、ご実家にも連絡しておくと良いかもしれません。
LINEは悩みますが、うっかり返信してしまい、トラブルになることを防ぐためにブロックした方が良いかと思います。
これらは、園に退職代行の連絡がいく前に済ませてください。
退職代行会社は、園からあなたに直接連絡しないように伝えてくれます。
それなのにこちらが連絡に応じてしまうと、混乱の元となってしまいますので、職場からの連絡が来てしまった場合も、それには応じないようにしましょう。
あとは貸与品の返却や退職届、借り上げ社宅の退去などの手続きはすべて退職代行会社の言う通りにしていればOKです。
代行会社の方に、退職書類各種、離職票や、源泉徴収票、在籍証明書、退職金の請求書などの郵送確認をしてもらえるように再度お願いしておいてください。
これで退職は成功です。
お疲れ様でした!
退職代行を使ったことがバレると困る!
退職代行会社からは退職者の情報は漏れないようになっています。
その為あまり知られていませんが、退職代行を利用する保育士、幼稚園教諭は増えています。
退職代行会社のサイトには保育士、幼稚園教諭の退職例もよく掲載されていて、匿名で体験談が書かれているものもあります。
退職した園も、退職代行を利用する職員が出るほどの厳しい職場だと思われたくないので、あなたが退職代行を利用して園を辞めたことは、あまり公にはしないはずです。
なので、辞めた後に悪い噂が立つこともあまり心配しなくて良いと思います。
さいごに・・・
いかがでしたか。
今回は退職代行を利用した場合の退職の仕方についてお話しました。
保育士は他業種と比べても引き止めが強く、年度制があるため、特に年度途中での退職の難易度は高めです。
ご自身の体調や健康を考えたとき、このままでは、自分自身も、大事な子どもたちも守れないと考えるなら、状況に応じて、退職代行の利用も検討してみると良いでしょう。
この記事が、あなたの幸せな人生につながることを心からお祈りしています。
ーおわりー
最後に、おすすめの退職代行会社を紹介します。
【女性の退職代行サービス】わたしNEXT
女性に特化した退職代行サービスで、合同労働組合「toNEXTユニオン」という労働組合の運営です。(性別にかかわらず、男性でも利用できます)雇用者側との退職交渉、離職票などの書類発行のお願いをすることが可能です。
退職代行Jobs
退職代行Jobsさんは、今までは弁護士の監修は受けていましたが、株式会社の運営となり、交渉権はありませんでした。しかし、現在では大幅に業務改善され、労働組合との連携が可能となりましたので、雇用主側と各種交渉ができるようになりました。
労働組合の交渉権を使う場合は別途2,000円の追加料金が必要になりますが、それをプラスしても3万円以下と、リーズナブルな価格も魅力です。
退職代行の利用を検討している方は、まず無料相談から気軽に始めてみてくださいね。
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