こんにちは、kanaです。
保育のお仕事を始めたばかりの頃は、子どもとの接し方に悩むものです。
子どもとの接し方の基本は信頼関係を作っていくことといえます。
まず、「信頼」とは「たよりにできる相手として信じること」をいいます。「信頼関係」ですから、お互いに頼りにしているということですね。信頼関係を築くには、「あなたを頼りにしていますよ」「あなたの存在をきちんと認めていますよ」ということを言葉や態度で示す必要があります。
本日は、子どもとの接し方や、信頼関係の作り方についてお話していきます。
子どもとの信頼関係を築くには、具体的にどうしたらよいか
信頼関係を築くには、以下の4つが必要になります。
- 子どもの話を聞く
- 誠実に一つひとつのことに真剣に向き合う
- 子どもの主体性を尊重し、自分の意思で選ぶ、決めることができる環境を設定する
- 間違っていることは間違っていると言う
子どもの話を聞く
まず、こちらの話を聞いてくれない人の話を聞こう思うでしょうか。
思いませんよね。
子どもも同じで、こちらの話を聞いてもらうには、普段から子どもの話を聞くことが必要です。
話を聞いて、子どもの思いを受け止めることで子どもはその人を信頼するようになります。
誠実に一つひとつのことに真剣に向き合う
何か問題が起きたときや、困ったことがあったときに、問題と向き合って解決できるように動いてくれる人を子どもは信頼します。
子ども「困ったときにこの人に言えば、自分のために行動してくれる」という信頼に繋がるからです。
逆に問題が起きているのに、何も行動せずにそのままにしておくと、
「この人は、困っていても助けてくれない」
と、信頼できなくなってしまうのです。
子どもの主体性を尊重し、自分の意思で選ぶ、決めることができる環境を設定する
大人が何でも決めてしまうのではなく、選んだり、子どもが決めたりできる環境を作ることは、
「自分のことは自分で決めることができる」
という前提でいるということを示すことになります。
選択肢を与えたことで大きなケンカなどになりそうな場合は大人が決めることもありますが、なるべく子どもの意思を尊重してあげられるようにしましょう。
間違っていることは間違っていると伝えていく
子どもがいじめや暴力など、言ってはいけないことを言ったり、間違っている行動をしたときは、それを伝える必要があります。
子どもは、実は何が正しくて何が間違っているかの判断はつくのです。
それを、引っ込みがつかずに意地をはってしまったり、言い訳をしてその場を逃れようとしたりすることがあります。
「何が正しくて何が間違っているかがちゃんと理解できる子」として接することが大事です。
間違ったことをしている子を放置するというのは、「あなたは何を言ってもわからない子なので信頼していませんよ」ということになってしまいます。
また、ある子どもの間違った行動のせいで困っている子どもから見たら、「私たちが困っているのは知っているはずなのに、助けてくれない」と信頼を失ってしまうのです。
子どものために、一つ一つ丁寧に話をしていくことが大事です。
さいごに・・・
いかがでしたか。
人と人との関係の作り方は、子どもも大人もあまり変わりはないように感じます。
ただ、子どもはまだまだいろいろなことを吸収していく段階にあるので、大人が意図的に子どもの気持ちを受容している姿勢を示すことや、何が正しくて何が間違っているのかを分かりやすく示すことが大事だと思います。
信頼関係を築くには、「あなたのことを認めています、頼りにしています」ということを態度で表していくことが大切です。
まずこちらから先にその態度を示していけると良いですね。
本日はこれで終わりです。
あなたが保育者として、子どもと良い関係を作っていかれることをお祈りしています。
ーおわりー
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