学童保育指導員って大変なの?【この仕事の意義を考えよう】

学童ほいく

今日は学童保育指導員をしている方に向けての記事です。

まず、学童保育とは、平たく言えば、小学生の親が共働き、片親であったり等、十分に子育てができない家庭に対して、放課後に子どもを預かる機関です。

度重なる子どもの暴言や暴力、ケンカが耐えず、騒がしい環境、指導員同士の不和など、学童保育には問題が山積みなところが多いです。

今回は、そんな環境でどのようにすれば働き続けられるのかについてお話します。

学童に来ている子どもたちの心模様

学童保育に通っている小学生の心は複雑です。

「友だちと一緒に遊びたい」

「でも自分の思い通りにならないのは嫌」

「仲間はずれにされたら嫌」

「自由にしていたい」

「指導員に怒られるのではないか」

「学童に行くより家でゲームをしたい」

「ママがお仕事してるから、学童に行かせられる」

高学年になってくると、「下の子の面倒を見るのが面倒くさい」というのもあります。

「学童に嫌いな子がいる」

「学童に嫌いな指導員がいる」

という場合もあります。

そして、学童は決して静かな環境ではありません。

学校生活ですでに疲れていますし、学校で嫌なことがあったり、先生に怒られたりした日はそっとしておいてほしくても、人がたくさんいる環境に帰って行かないといけないのです。

かなりストレスですよね。

以上のような状態に置かれていることを考えると、指導員さんの関わり方としては

  • 子どもの気持ちを認め、受け入れる
  • いじめや仲間はずれを見つけたら、きちんとそれはいけないことだと話をしていく
  • できるかぎりの自由を認め、あれこれ口出しをしすぎない
  • なるべく、子どもの好きなことができる環境を整える

上記のような心がけと努力が必要です。

しかし、

集団生活の中、学童で指導員さんが一人のお子さんに対してできることは限られているのが現状です。

学童の子=暴れる?

そんな中、もちろん暴れる子、指導員の言うことを聞かない子も出てきます。

最近は入所時に「最低限のルールを守れない場合は学童を退所していただく」という確認ができるところがあるみたいですね。

指導員さんが脅しのようにその確認書を振りかざすのは問題ですが、あまりにも子どもの暴力や、他のお子さんに危害を加える、指導員の言うことを聞かず、ルールを守らない場合は仕方ないのか…

難しいところですね。

指導員の人数が十分でないところが多いので、物理的に対応が難しいのも事実です。

働いている指導員の希望で、その学童の指導員をすぐに増やしてもらえるわけではありません。

しかし、保護者も就労をしており、「学童辞めてもらいます」と言われたらちょっとのことでは納得がいかないですよね。

そして、子ども自身がどうしようもない心の葛藤を抱えていて、そのはけ口が十分にないことが問題です。

連携のできない学童指導員たち

そして、指導員間がうまくいっていないために、クラスが上手く回せない学童保育所もあります。

<例:外遊びが終わりの時間になっても、子どもがなかなか室内に入らない場合>

(指導員):「時間だから、中に入るよ〜」

ー数分待つー

(指導員):「もう中に入る時間だから、それあと1回やったら中に入るよ〜いい〜?」

無視して遊び続ける子どもたち。

このように子どもが指導員の言うことを聞かない場合は、立場が上の指導員さんに対応を代わってもらっていいと思います。

しかし、上の指導員に状況を説明しても、「そのぐらい自分で解決して」等のことを言われて助けてもらえない場合や、「上の指導員が怖くてそんなこと言えない」等の問題もあります。

このような場合、対応を代わってもらえなければ、その場にいた指導員が一人で子どもたちを室内に入れなくてはいけなくなります。

そのような場合に、追い詰められた指導員さんが、脅しを使ってしまう、きつい言い方をしてしまいトラブルになる、等の問題が発生してしまうのです。

指導員も追い詰められているのです。

例えば、何かを作る工場では、物ができるまでの各過程にそれぞれの人が携わり、一つのものを作り上げていきますよね。

できない、困っている、というところはそこが上手く流れるようにしてあげないと、物は完成しません。

保育も同じです。

「あなたが未熟だから」とか、できない、困っているのを見て見ぬふりしていたら、「クラス運営」という「もの」は完成しません。

そして、上に立つ指導員もまた、激務の為に余裕がない、子どもが荒れている等、追い詰められていることも多いようです。

パート指導員でも、新人の正規指導員に協力的でない人がいる、という話も聞いたことがあります。

リーダー指導員の重要性

学童保育は、立場が上の指導員がどのような人かにかかっているところもあります。

上の指導員が他の指導員を尊重できる人なら、子どもも同じように他の指導員を尊重し、言うことを聞くようになります。

子どもは誰がボスかをよく分かっていますし、よく大人を見ています。

新人指導員に、「自分で解決しなさい」「あなたの責任だ」などと言っても限界があります。

このように、クラス運営がしっかりできていない学童が多いようです。

そして先程も述べましたが、上に立つ指導員も、他の指導員を育てていく余裕がないのです。

ではどうすればいいのか?

ひとつだけ言えることは、

どのような場合も、落ち着いて対応をするということです。

トラブルがあった場合も、どうすれば良いのか冷静に考えましょう。

どう対処すべきか見えてくるはずです。

指導員間で困ったことがあった際も、冷静に話をするようにしましょう。

常識的な行動をしていれば大丈夫です。

先程言った、

  • 子どもの気持ちを認め、受け入れる
  • いじめや仲間はずれを見つけたら、きちんとそれはいけないことだと話をしていく
  • できるかぎりの自由を認め、あれこれ口出しをしすぎない
  • なるべく、子どのの好きなことができる環境を整える

を心がけてほしいと思います。

学童保育における保護者との関係

学童保育指導員も、ときには保護者対応を失敗することもあります。保護者との関係で問題が起き、話し合いをしたが、解決に至らなかったということもありました。

しかし、基本的には、親は学童指導員のことをとても頼りにし、「働けるのは学童のおかげ」と感謝してくれています。

私は、そんな保護者の信頼を裏切るようなことはしてはいけないなと思っていました。

保護者と学童保育指導員は信頼関係で成り立っています。

「指導員さんたちがいないと私たちは働けない」

という思いから、保護者たちも指導員を頼りにしています。

働いているときは上記の4項目を心がけ、危険行為はやめるように注意する、ケンカの仲裁をするなど当然のことをしていただけでしたが、あとあととても感謝されていたことに気づく機会がありました。

さいごに・・・

学童保育は、子どもの心の葛藤を解消してあげられなかったり、職員同士の人間関係や保護者との関係で苦労の絶えない職場ではあります。

そして、すぐに上手くできるようになる仕事ではなく、指導員として成熟するまでに時間もかかります。

しかし、保護者やあとあとの子どもたちの反応から分かるように、とても価値のある仕事です。

時間が経っても、子どもも保護者も、私たち指導員のことをはっきり覚えてくれています。

 

小学生という多感な時期に関わる数少ない大人である学童指導員は、子どもたちの心に大きな影響を及ぼします。

「誠実に、一つひとつのことにきちんと向き合おうとする姿」

これが、子どもたちが私たち指導員に求めているものだと思います。

職場環境はすぐには改善されませんが、私たちが子どもにできることは、ときに間違えることがあっても、「誠実に、一つひとつのことにきちんと向き合おうとする姿」を見せ、これが生きていくのに必要なのだと示していくことだと思います。

指導員さんが、このことに集中して保育をしていくことで、働き続けるモチベーションになることを私は願います。

保護者の就労を支え、子どもに進むべき道を示すという素晴らしい仕事が「学童保育指導員」の仕事です。

学童指導員であるあなたは、そのことを誇りに思ってください。

ご自身を大事にしながら、子どもたちと一緒に、二度とない貴重な時間を過ごしてくださいね。

 

ーおわりー

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この記事を書いた人
Kana

保育の仕事をして生活しています。
社会学系四大卒→学童保育指導員→オーストラリアにワーキングホリデー(2年間) 日常英会話を習得→株式営業の保育所→学童保育に復帰→試験を受け保育士資格を取得→大規模保育園の担任→海外の日本人幼稚園に就職/
好きなことを好きなだけやって生きています。「たのしい」と思う気持ちが最優先です♪

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