【保育園の子供虐待】私たち保育者がすべきこととは?

保育士のしごと

こんにちは、kanaです。

本日は、ニュースにもなった保育園での虐待事件について、私たち保育者がどうしていくことが必要なのか、お話したいと思います。

真面目でがんばりやさんの保育士が罠にはまりやすい

私が保育士をしていたとき、ブラックな職場でも、なんだかんだ仕事が続けられる保育士さんが何人かいらっしゃいました。

真面目でがんばりやさんの方です。

私はいつも

「すごいな〜」

と思っていたのですが、よく観察していると、その方たちは、

はじめは変だと思っていても、我慢しているうちに、その環境に適応できる保育士さんたちなのです。

「適応」は良いことか?

しかしながら、悪い意味で「適応」してしまう人も一定数います。

ブラックな職場環境に染まってしまうのです。

子どもへの虐待、悪態をつくことや、職員同士でも、いじめ、パワハラなどがある環境に「適応」してしまうということです。

悪い意味の「適応」の仕方もいろいろあり、

一緒になっていじめやパワハラをする場合もあれば、職員間で仲間はずれにされたくないという理由で人間関係の派閥に属し、派閥外の職員に対して嫌な態度を取ることや、ストレスの多い職場ゆえ、子どもや新人職員に八つ当たりすることが常態化してしまったり…

それは、その人自身に悪気はなく、自分の職場に適応していっているだけなのです。

それがいつの間にか、社会から逸脱した行動を平気でとるようになり、挙句の果てには警察沙汰に…なんてことも起こりうるのだと、今回の事件でとても怖くなりました。

最終的には、自分の行動には自分で責任を持たなければならない

職場環境が原因の一つなのは確かですが、自分の行動には自分が責任を持たなければなりません。

「みんなやってる」なんて理由にもなんにもなりません。

子ども相手であり、命を預かるプレッシャーや、職場の人間関係の難しさ、仕事量の多さなど、様々な問題はありますが、成人していれば、最終的にはすべて自分自身に責任があります。

ニュースで名前と顔が全国に公開されてしまうのですから。

では、私たち保育者はどうすべきなのか?

余裕がなさすぎる職場から離れる

まず、余裕がなさすぎる職場で長く働くのは止めた方がいいと私は思います。

ここで言う「余裕がなさすぎる」とは職員配置が厳しすぎる、残業、仕事量が多すぎるなど、いろいろなことを指します。

心の余裕がなくなると、思考が停止してしまい、考えて行動したり発言したりすることが難しくなるからです。

そうなると、その場に流された行動や発言をしてしまい、それが「普通」「いつものこと」「みんなやってる」になってしまいます。

これが、いつの間にか社会から逸脱した行動、ひどいと犯罪行為をしてしまう原因となります。

職場になじめない」という声を聞くことがありますが、それは「ここは適応してはいけない職場ですよ」という無意識からのメッセージかもしれません。

複数の職場を経験する

真面目でがんばりやさん故に悪い意味の適応をしてしまう人は、新卒でその園に就職し、別の園を知らない人が圧倒的に多いです。

ブラックな園であっても、他と比べることができないので「こんなものかな」と思って我慢してしまうのです。

昔は一つの職場で長く働くことが美徳とされ、転職した人は、職場に馴染めなかった人、問題を起こして職場にいられなくなった人や、忍耐力が足りない人と考えられていました。

それも今や昔の話で、転職は当たり前、むしろブラックな職場に長く居続ける方がリスクであるといえます。

その都度考えて発言、行動することは大事ですが・・・

もちろん、その都度自分で考えて、発言、行動することは大事なのですが、

人は環境に大きな影響を受ける生き物です。

まずは、ある程度の余裕があり、考えることのできる職場に身を置くことが大事になってきます。

さいごに・・・

いかがでしたか。

本日は、保育園での虐待事件について、私たち保育者がどうしていくことが必要なのか、お話しました。

自分の職場がブラックかどうかや、虐待や不適切な保育をしているかどうかというのは、内部の人には意外と分からないことも多いものです。

また、こちらのサイトで保育園の口コミが見られますので、ご自身の園が、外部から見てどのような評判か、調べてみると良いです。

保育士のミカタ

保育者であるあなたが、子どもを愛し、愛され、保護者に感謝される、幸せな保育人生を送っていかれることをお祈りしています。

「知らないうちに犯罪者」なんてことには決してならないように…。

ーおわりー

最後に、ブラックでない職場の転職情報を保有しているエージェントについてご紹介します。

【保育士さん向け転職エージェント】

保育エイド

保育エイドは、特に人間関係が良い園を厳選して求人紹介をしてくれるエージェントです。

保育エイドは、長年の保育園紹介経験から、紹介した保育士の口コミや、紹介後すぐに離職してしまった保育士、転職活動している保育士の離職理由などの調査を行うことで、人間関係が良い職場情報を取得しています。

対応エリアは、東京、神奈川、埼玉、千葉です。

保育エイド 公式サイトはこちら

【学童保育指導員さん向け転職エージェント】

はじめての学童指導員

はじめての学童指導員は、全国3000件以上の学童保育所の求人を用意しています。

はじめての学童指導員では以下の条件を満たした学童保育所のみが対象となっています。

  • 年間休日が120日以上
  • 残業なし、もしくは少ない
  • 人間関係に関するトラブルが報告されていない

はじめての学童指導員 公式サイトはこちら

ぜひ、良好な職場環境を見つけてくださいね。

この記事を書いた人
Kana

保育の仕事をして生活しています。
社会学系四大卒→学童保育支援員→オーストラリアにワーキングホリデー(2年間) →株式営業の保育所→学童保育に復帰→試験を受け保育士資格を取得→保育園の担任→海外の日本人幼稚園に就職/
好きなことを好きなだけやって生きています。「たのしい」と思う気持ちが最優先です♪

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