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昔遊び・伝承遊びの良さとは?【学童保育・保育園幼児クラスで楽しめます】

学童ほいく

こんにちは、kanaです。

本日は、学童保育・保育園幼児クラスでできる昔あそびというテーマでお話していきます。

けん玉やコマなどの昔あそびは、シンプルですが長く楽しめるものであり、飽きずに遊ぶ子どもも多いです。

今回はそんな昔あそびの遊び方や、昔あそびの良さなどについて解説していきます。

昔あそびとは

日本で昔から親しまれてきた遊び全般のことをいい、伝承遊びという言い方もあります。

花いちもんめ、あわぶくたった、おにごっこなどの身体を動かす遊びや、けん玉、コマ、お手玉などの手を使う遊びがあります。

【昔あそび】4つのメリット

日本の伝統的な遊びに触れることができる

昔は年上の子どもが年下の子どもに昔あそびを教えたり、一緒に遊んだりしていましたが、今ではそのような機会も減ってきています。

昔あそびを楽しむことで、様々なものに興味を持つきっかけになるかもしれません。

遊びながら考えたり、工夫したりすることができるようになる

けん玉やコマなどの遊びは、すぐにできるようになるものではありません。

自分なりにやり方を考えながら、何度も挑戦してはじめてできるようになるものです。

鬼ごっこや缶蹴りなどでは「連続でオニをするのは何回まで」など、みんなが楽しく遊べるようなルールを自分たちで設定する必要もでてきます。

自分だけが楽しければ良いというわけではなく、みんなが楽しめるようにするにはどうしたら良いかを考えることを学ぶことができるでしょう。他人を思いやり、それを行動に移したり、ルールを作っていく力もついてきます。

様々な能力を育むことができる

例えば、花いちもんめは子どもだけで歌を歌いながら、歌に合わせて足並みを揃えて動くことが必要です。あやとりや折り紙は手先が器用になります。けん玉は集中力が必要です。鬼ごっこは走る力や体力がいります。

このように、遊びながら様々な能力を伸ばしていくことができます。

友だちとコミュニケーションを取る機会となる

昔あそびにはシンプルなルールのものが多いので、細かいルールは状況に応じて自分たちで決めることもあります。

また、手をつないだりなど友だち同士で触れ合う遊びも多くなっています。

手や指を使う遊びとその効果

折り紙

一枚の紙を折ることで物ができあがる、子どもにとって大変魅力的な遊びです。

楽しみながら手指を使うことができ、折る過程では空間把握能力も鍛えられます。

折り紙の本を置いておいたり、子どもが「作りたい」と言ったものを一緒に作ったりすると楽しめます。現代ではYoutubeで折り方を調べることもできます。動画なので立体で認識することができるため、分かりやすくなっています。

けん玉

けん玉は体幹が鍛えられたり、ここぞというときの集中力が鍛えられる遊びです。できたときは大人も一緒に喜んであげると良いですね。


コマ回し

タイミングを見計らったり、物をコントロールする力が養われます。

コマを水平に回すために手首の角度を調整したり、紐を引くタイミングも見計らうことが大事です。


福笑い

小さい子でも楽しめる遊びです。顔のパーツやベースとなる顔を何種類か用意すると長く楽しめるでしょう。

目を閉じた状態での空間把握や、指先の感覚でパーツの形を判断することなどが必要になってきます。

あやとり

指先の細かい動きが必要になるので、手先が器用になります。また、空間把握能力や集中力も養うことができます。

様々なものを作って楽しんだり、出来たときの達成感も感じることができます。二人あやとりでは友だちと一緒に楽しむこともでき、触れ合いの機会にもなるでしょう。

かるた

反射能力や、取り札の位置を記憶する能力が鍛えられます。

また、注意深く読み手の声を聞くことや、読み手になった場合も相手が認識しやすいように読む力がついてきます。

身体を使う遊びとその効果

鬼ごっこ

鬼ごっこにはいろいろな種類があり、高オニや凍りオニなど自分たちで好きなものを選んだり、人数が多い場合はオニを複数にしたりなど工夫して楽しむことができます。

2、3歳児なら先生がオニになって追いかけるだけでも楽しめるでしょう。

花いちもんめ

日本語独特のリズムに合わせて前後に動いたり、韻を踏む歌が楽しい遊びです。誰がほしいか決める場面では子ども同士で相談します。

オニがいる遊びではないので、ケンカなども起きにくく、引っ込み思案な子どもも楽しめる遊びです。

缶蹴り

オニに見つからないように缶を蹴る、オニは缶を蹴られないように隠れている人を見つける、というのは、複数のことに同時に気を配る必要があり、高度な状況把握や行動の取捨選択をしなければなりません。

室内遊びでは、将棋などもリスクを取りながら攻めることが身につきます。

このようなことは、今後様々な決断をする際にも役立ちますし、リスクを取りながら行動することは社会に出た後も重要な要素となります。

さいごに・・・

いかがでしたか。

昔は「子どもは遊ぶのが仕事」と言われてきました。

遊びは、子どもの集団という社会の縮図の中で対人関係を学んだり、運動能力や考える力の向上などにも欠かせないものだったからです。

現代は、友だち同士で集まるけれども、一人一台のゲーム機を持ってきてゲームをしている、という子どもも多くみられます。

今一度、昔遊びの大切さについて考えてみたいものですね。

 

ーおわりー

この記事を書いた人
Kana

保育の仕事をして生活しています。
社会学系四大卒→学童保育支援員→オーストラリアにワーキングホリデー(2年間) →株式営業の保育所→学童保育に復帰→試験を受け保育士資格を取得→保育園の担任→海外の日本人幼稚園に就職/
好きなことを好きなだけやって生きています。「たのしい」と思う気持ちが最優先です♪

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