こんにちは、kanaです。
「モンテッソーリ教育」
最近保育業界でよく聞くキーワードになりましたね。
モンテッソーリ教育を行う園も増えてきました。
保育士の求人でも見かけるようになったモンテッソーリ教育を取り入れた幼稚園、保育園はどのような園なのか、記事でくわしく解説していきます。
モンテッソーリ教育とは?
【モンテッソーリ保育 とは】
モンテッソーリ教育は、「子どもには自分で自分を教育する、育てる力がある」という「自己教育力」の考えを根底に考えられた教育法です。
子どもが一人で遊び(モンテッソーリ教育では「おしごと」)の世界に没頭することで、自分で学びを得ていくという考え方です。
保育士が決めた遊びをするのではなく、子どもがやりたい「おしごと」を選んで、一人で遊びます。
子どもの自主性を重んじる教育法といえるでしょう。
モンテッソーリ教育は大人が中心ではなく、子ども一人ひとりが中心で回っていきます。
モンテッソーリ教育を取り入れている園の特徴 3つ
大人はサポート役
一般的な園では、大人が子どもの中に入って遊んだり、遊びを盛り上げたりすることも多いですが、モンテッソーリ教育の園では、大人は基本的にサポート役に回ります。
子どもが一人の世界に入り、「おしごと」に入り込むことで学んでいく、という考え方なので、大人は、子どもが「おしごと」のやり方が分からなかったり、うまくいかないときにサポートします。
小さい子どもは自分だけで遊ぶことが難しいので、側についてサポートすることもあります。
縦割り保育
一般的な年小、年中、年長といった年齢別のクラス編成と異なり、モンテッソーリ教育の園では、大体2歳半~6歳の異年齢の子どもたちが同じクラスで活動します。
年上の園児が自主的に年下の園児のお世話をしたり、年下の園児が年上の園児の行動を見て学ぶなどの効果が現れることが多いです。
行事が少ない
モンテッソーリ教育は、子ども一人ひとりが「おしごと」の世界に入り込むことを大事にしています。
子どもの内面世界を中心に考えていることや、日常生活や日常の遊びの中に学びがある、といった考え方から、みんなで取り組む行事は少ない傾向にあります。
「モンテッソーリ教育の園は素晴らしい!」は危険
ここまで見てきて、とても良いことが多い気がしますが、
モンテッソーリ教育は、基本的な理念は受け継がれているものの、園によってやり方が異なります。
必ず園見学に行き、自分の目で確認することが大事です。
基本となる教育法は素晴らしくても、人によって解釈が違うのは当たり前のことです。
その園で働く職員さんたちが、モンテッソーリ教育をどのように解釈し、どのように運用しているのか、よく観察してみてください。
さいごに・・・
いかがでしたか。
モンテッソーリ教育は、大人の押し付けではなく、子どもが最適なものを自分で選び、自ら学んでいくという教育法です。
現代まで受け継がれる優れた教育法であるといえます。
しかしながら、モンテッソーリ教育の園がすべて同じように優れているとは限りません。
教育は人間が行うものです。
モンテッソーリ教育の園だからといって手放しで信用するのではなく、そこにいる職員さんたちや子どもたちの様子をよく見ることを忘れないでくださいね。