こんにちは、kanaです。
子どもを預かる仕事をしていると、避けて通れないのが保護者対応です。
適切な保護者対応というのは実は難しく、私は常に失敗を繰り返しながら学んでいました。
保育士は、大事な子どもを安心して預けられる人物かどうか、保護者には常に見られています。
中には対応が難しい保護者もいらっしゃいますよね。
そんな中、どうしたら保護者に信頼される保育士になれるのか、記事で解説していきます。
信頼される保育士とはどのような保育士か?
まず、ご自身で考えてほしいのですが、「この人は信頼できる」と思うときはどのようなときですか?私は、
正直な人
を信頼します。逆に、
自分の都合で嘘を言う、ごまかそうとする、過度な保身、責任や面倒なことから逃げる、他人を見下すなどの人物は信用できないと感じます。
グレーな部分もあるかとは思いますが、基本的には正直な人は信用に値するというのと、他人を見下さず、他人を尊重できる人が信頼できる人であると私は思います。
これを保護者対応に当てはめていくのですが、具体的にはどのように保護者に接していけば良いのでしょうか。
どのように保護者に接していくべきか?
まず、
- 自分からあいさつをする
- 自分から声をかける
ことを心がけてください。あいさつや声かけは、「あなたに危害を加えるつもりはありません」、「あなたを信頼しています」という意思表示であり、とても重要です。
保護者の気持ちを受け止め、話を聞く
保護者が話す内容は様々ですが、話は最後まで聞いて受け止めましょう。
他人の悪口などであった場合は共感しかねますが、そのような内容でなければ共感することも良いです。
要望やもしくは苦情であったときも、途中でさえぎったり、反論したりせず、最後まで聞くことが重要です。
最後まで聞いた上でお返事をするようにしてください。自分だけで判断しかねる場合は、「わかりました。確認してからお伝えしますね」と後で返事をすることを伝えましょう。
日頃から保護者の話をきちんと聞く態度を取っていれば、保護者も話しやすいと感じ、子どものことなども、こまめに伝えてくれるようになります。
話をするきっかけを作りとして、子どもを褒める
子どもの良いところを褒めましょう。具体的なエピソードがあった場合はそれを保護者に話すのも良いですが、一言でも十分です。「たくさんお話するようになりましたね」「外でたくさん遊ぶようになりましたね」「お歌が上手ですね」などでOKです。すると、
「そうなんですよ!!この前もうちでね…」
などと保護者が話はじめたら大成功です。保護者は子どもの話を聞いてほしいはずなのですが、「先生も忙しいから」「親バカみたいで恥ずかしい」などの気持ちがあり、保護者側から保育士に話をすることをためらってしまいます。
ですので、こちらから話すきっかけを作り、コミュニケーションを取れるようにしていくことがとても大事です。
笑顔で接する
保護者は基本的には保育園というサービスを利用する顧客です。顧客サービスの基本は笑顔ですね。保育園でお客様サービスをしなくてはいけないのか、という声もあるかもしれませんが、笑顔で明るく接してくれた方がうれしいのは当たり前です。
例えば、みなさんが何かの手続きで役所に行ったときに、役所の職員さんが無愛想だったらなんか嫌ですよね。
子育てしながら仕事をする保護者に対して、ねぎらいの気持ちを持って明るく笑顔で接することは大事だと思います。
あいさつするときも、受け入れ、降園のときも笑顔で接するようにしましょう。
誠実、正直に接する
子ども怪我など、謝罪しなければならないことがあるとき等は、正確な状況を伝え、正直に謝ることが大事です。
ごまかそうとするような雰囲気が出ると不信感に繋がってしまいます。こちらのミスは、正直に誠実に伝えて謝るようにしましょう。
一定の距離を保つ
保育士は保護者と友達ではありません。
保育園のルールにのっとって、仕事として、プロとしての対応を心がけましょう。
保育士はすべての子どもと保護者に対して平等に接する必要があります。
年が近い保護者等にはついつい気軽な雰囲気が出てしまったりすることもあるかもしれませんが、保護者は基本的には顧客です。
特定の保護者と必要以上に親しくすることや、特別扱いをすることはあってはならないので、一定の距離を保ち、保護者は顧客であるという意識を常に持つようにしましょう。
また、ないとは思いますが、SNSで個人的に交流することもNGです。
SNSが知れたことによるトラブルが起きてからでは遅いので、保護者とSNSでは繋がらないようにしましょう。
信頼関係とは何か?
保育施設を利用する保護者は仕事をしながら子育てをするという、とても大変な暮らしをしています。
子育ては体力的にもハードであり、生きている生身の人間なので思い通りにはならず、命を守る責任、一人前の人間に育てる責任も負っています。
兄弟がいたり、家庭内に問題があったり、奥さん、旦那さんとの関係や、相手の家族との関係も保たなくてはいけない、それに最近では一人親も増えています。
猫の手も借りたいほど大変なことなのに、「親なのだからやるのが当たり前」と捉えられてしまっています。
保育士側の人手不足、疲労が溜まっているなどの事情はありますが、保護者にも事情があるのだと理解し、尊重し合うことが大事だと思います。
しかし、同時に信頼関係というのは、相互に尊重し合うことで結ばれるものであり、どちらか一方が欠けていては成立しないものだという思いもあります。
「事情があるのは分かるけど、あまりにもひどい」と考えられることは正直に話し合う必要があると思います。
過度に我慢して気持ちを溜め込むのではなく、お互いの事情を踏まえた上で、正直に気持ちを話すこともときには必要なのかもしれません。
さいごに・・・
いかがでしたか。
本日は「保護者から信頼される保育士になるには」というテーマでお話をしました。
信頼は日々少しずつ積み重ねていくものです。保護者と接する機会を大切にしていきたいですね。
保護者対応は一朝一夕で身につくものではありません。
正解があるわけでもありませんし、様々な保護者がいて、様々な事情を抱えています。
保護者の反応や、他の職員の対応を見たり、アドバイスを受けたりして日々学んでいきましょう。
基本的に正直であることと、学ぼうとする気持ちがあれば大丈夫です。
それは保護者に必ず伝わります。
自信を持って保護者の前に立ちましょう!
本日はこれで終わりです。
また次の記事でお会いしましょう!
ーおわりー
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