こんにちは、kanaです。本日は学童保育に関する記事です。
近年学童保育では、
「子どもが荒れている」
「暴力がひどい」
などの問題が数多く出てきています。
今回は学童で起きている問題の実態と、その対処法について記事で解説していきます。
子どもたちがイライラしている
学童保育に勤めているときに、子どもたちがイライラしていると感じることもありました。
考えられる原因としては、
- 宿題など、やらなければいけないことが多く、忙しい
- 日常的に威圧されていて自分の正直な気持ちが吐き出せない
- 我慢を強いられることが多い
日々忙しくて大人に余裕がないのと同様に、子どもたちにも余裕がなくなっています。
大人が忙しいと、子どもが思い通りに動かないことにイライラしたり、どうしても言うことを聞かせようとする関わりになってしまったり、子どものちょっとした一言に声を荒げてしまったりしがちです。
子育ては大変なものですから、ときにはイライラしたり、声を荒げてしまうこともあるかと思います。
しかし、大人側があまりにも余裕がなく、イライラした態度で子どもと関わり続けたら、子どもはどうなってしまうでしょうか。
また、大人が表面上は優しくしていても、内心はイライラしているので、何かのきっかけで急に怒られたり、怒鳴られたり、予測がつかない場合もあります。
子どもたちは、傷つき、怖いと思うはずです。
大人の態度を子どもが変えることはできませんし、子どもは周りの大人たちから逃げることはできません。
その状況が、子どもたちのイライラを生んでしまうのではないかと思います。
必要最低限のルールを
とても残念なことですが、イライラしている子どもは他の子どもを威圧することも考えられます。
しかし、自分がいくらイライラしているからといって、他の子どもを傷つけていいわけではありません。
学童を「みんなが安心して過ごせる場所」にしていくためには、お互いに思いやりの心を持ち、人間関係を健全なものにしていくためのルールが必要になってきます。
「学童は学校とは違って自由な場所だから、ルールはいらない」とお考えの先生もいらっしゃいますが、私は、集団生活をしている以上はある程度のルールは必要だと考えます。
- 友だちを大切にする学童
- みんなが大切にされる学童
- 自分の気持ちが言える学童
反対意見はないか尋ね、ないことが分かれば「このルールを先生も守るし、みんなで守っていこうね」と言います。
本当は、ルールは子どたちの意見で決めたいところなのですが、いろいろな利権がからんでくる可能性があるので、涙をのんでここは大人が決めても良いかなと思います。
利権がからむ例:子どもたちの集団内で影響力のある子が好ましくないルールを発案、それがダメな理由をこちらが言っても納得しない、匿名で投票したとしても影響力があるので、その案が得票してしまう…などのケースが考えられる為。
決めたら、まず指導員がそのルールを守る姿勢を見せましょう。
学童保育指導員さんがやってはいけないこと
子どもを威圧して思い通りに動かそうする
これをやってしまうと、大人自身が子どもが荒れる原因を作り出すことになってしまいます。
指導員の人数が足りない等の問題もあるかと思いますが、このような関わり方はしないように意識をしていきましょう。
威圧して怖がらせることが子どもに悪影響を与えることは言うまでもありませんが、怖がらせて言うことを聞かせようとする関わりをしていると、「怒られるから」とその場では言うことを聞くかもしれませんが、他の場所で必ずしわ寄せが来ます。
そして、あまり怒られないところでは、押さえつけられている感情が爆発するのです。
また、隠れて悪いことをする可能性も出てきます。
明らかにやってはいけないことをしている子どもを、ずっと放置して何もしない
面倒なことに巻き込まれたくない、子どもや保護者と揉め事になりたくないなどの理由で、子どもの好ましくない行動を放置したままにすることも良くありません。
子どもは、大人が自分たちのことを本当に思ってくれているかどうかはすぐに分かるのです。
叱ってくれない人は「自分たちのことを真剣に考えてくれていない人」と判断するので、信頼できなくなり、子どもが荒れてしまうのです。
さいごに・・・
いかがでしたか。
「誰もが余裕がない」ということが負のサイクルを生み、子どもに好ましくない影響を与えてしまうことが分かります。
まず、周りの大人が立ち止まって考え、負のサイクルに「待った」をかけることができると良いと思います。
大人に対しても言えることですが、お互いを大切にできる集団を作っていけるようになりたいものですね。
あなたが、子どもたちとより良い関係を築いていかれることをお祈りしています。
ーおわりー
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