こんにちは、kanaです。
突然ですが、皆さんは図工は好きでしたか。
好きだった方は、大人に教えられなくても、自分の世界を表現できた子どもだったのではないかと思います。
元から図工が好きな子どもは、普段の遊びでお絵描きや工作をしているため、自然に練習をしているのです。
本日は、図画工作が上手になる方法についてお話していきます。
自分で考え、かたちにすることの大切さ
図画工作では、おおまかなテーマや、使う道具は指定されるものの、あとは自分が頭の中で考えたものをかたちにしていかなくてはいけません。
細かく教えられなくても難なくやってしまう子どもも見かけますが、実はかなり高度なことをしています。
まず、自分の中に描きたい世界がないとそれをかたちにすることはできません。それには、その子独自の色彩感覚、空間の認知の仕方などが関わってきます。
色彩に触れる
子どもが描く絵には、幼少期に触れた色彩が大きく影響します。
自然の色彩に触れたり、絵本などで豊かな色彩に触れることも良いでしょう。
色彩について知りたい方は以下の記事もどうぞ。
造形に触れる
人間は、様々な物に触れることで、立体のものを認識する能力がつきます。
動物を触る、石や草木に触るなど自然の造形に触れることも良いです。
落ち葉やどんぐり拾いなども良いかもしれませんね。
子どもが求める物を持たせてあげることも良いでしょう。子どもに持たせても大丈夫なものかどうかよく確認してくださいね。
道具の使い方、絵の描き方を学ぶ
色鉛筆、クレヨン、絵の具、粘土など、大人も一緒に使ってみて、使い方を伝えていきましょう。
大きめの白い紙に、いろいろな道具で絵を描いてみると良いです。
ここでは、きちんとできなくても心配はいりません。子ども自身で何度も使っていくうちに感覚を掴んできます。
鉛筆で下描きをしてから描くと描きやすいことも教えてあげると良いでしょう。
描きたいものがある場合は、写し絵や参考写真も効果的です
子どもが描きたいもの、例えば、動物の写真や車・電車の写真などを参考として用意したり、トレーシングペーパーなどで写し絵をするのも効果的です。
例えば、「絵の中に、夢の国を走る電車を登場させたいが、描き方がわからない!」ということきなどにも参考になります。
大人が気をつけること
お家でやってみるときは、大人の方は以下のことに気をつけましょう。
子どもも大人も汚れても良い服を着る
洋服を汚す心配をせずに、自由に道具が使えるよう、子どもも大人も汚れても良い服を着ましょう。
画用紙の下に新聞紙を敷いてテーブルが汚れないようにしたり、雑巾を用意したりなど、環境も整えましょう。
制限や指示をしない
例えば、絵の具を大量に使っていたら、「無駄使いしないで!」と言いたくなることもあるかもしれません。
また、色鉛筆を元の場所に戻さずにバラバラに置いていたら、「片付けなさい」と言いたくなることもあるかもしれません。
しかし、そのような制限や指示は子どもの自由な発想を阻害してしまいます。ここはぐっとこらえて、道具は子どもが使いたいように、使いたいだけ使わせてあげるようにしましょう。
片付けは一番最後に行えば大丈夫です。
大人の思い込みを押し付けない
例えば、絵に漫画のような吹き出しや文字を入れる子どもがいたとします。
しかし、それをやってはいけないというルールはありません。
「絵に文字は書かないんだよ」
など、大人の「これはこういうもの」という思い込みの言葉をかけないように気をつけていきましょう。
子どもの自由な発想を尊重してあげてくださいね。
片付けも自分で
片付けも子どもが自分で行うようにしましょう。片付けまで自分でやって初めて「自分でできた」ということになります。
片付け方が分からない場合は大人が教えてあげましょう。
さいごに・・・
いかがでしたか。
「表現」は自分が感じたものが、自分の中にストックされていないとできないものです。
子どもたちは、豊かな感性で日々様々なものを吸収しています。
子どもたちに様々な体験をさせてあげるとともに、そのような体験をもとに、子どもの中で作られた世界を自由に表現できるようにしてあげたいものですね。
本日はここで終わりとなります。
また、次の記事でお会いしましょう。
ーおわりー
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