子供の自然体験がもたらす効果とは

子どもの養護・教育

こんにちは、kanaです。

本日は子どもの自然体験についてのお話です。

自然や虫が好きな子どもは多いですが、自然体験の効果や、どのような目的を持って自然体験をしていけば良いのかについて、記事で解説していきます。

自然体験にはどんないいことがある?

自然体験の効果には、以下のようなものが挙げられます。

探究心が育まれる

興味のあるものを拾ったり触れたりすることや、「この植物の名前を知りたい」「あの虫を捕まえてみたい」など、自分の「知りたい」「やりたい」という欲求を自分で叶えようとする習慣ができてきます。

自分で問題解決する力がつく

虫を捕まえるにはどのような道具を使えばいいか、どうすれば逃げられずに捕まえるとこができるのかなど、自分で課題を設定し、自分で解決していく力が育まれます。

植物を育てる場面では、植物がきちんと育つように、または枯れないようにするにはどうすればいいか自分で考え、行動に移す力が育まれていきます。

相手の身になって考える習慣がつく

植物に水をあげなかったらどうなるか

→「お水がなくなってカラカラになる、かわいそう」

生き物に餌をあげなかったらどうなるか

→「お腹がすいてしまう、かわいそう」

→「ちゃんとお世話をしなきゃいけない」

水が全然飲めなかったら、ごはんが食べられなかったら、など自分に置き換え、相手の身になって考える習慣がついてきます。

命の大切さを知ることができる

生き物が実際に動いているところを見ると、「生きているんだ」という実感が湧くでしょう。

飼っていた生き物が死んでしまうこともあるかもしれません。

きれいな花を摘んできて花瓶に飾っていたけれど、それもいつかは枯れてしまうでしょう。

命あるものには必ず終わりが来ることを、身をもって体験することができます。

健康で丈夫な体をつくることができ、体力がつく

外に出て活動し、様々なものに触れるので、楽しみながら自然と体力がつきます。

自然体験は身近な場所でできる!

自然体験はキャンプ場などに行かなくても、身近な公園や庭などでもできます。

だんご虫やありなど身近にいる虫や、公園に生えている雑草でも十分です。

春はたんぽぽやシロツメクサ、初夏が近づいてくるとオシロイバナやアジサイなど、季節を感じることも十分できます。

夏はセミやセミの抜け殻も見ることができるかもしれません。

秋はとんぼが飛んでいたり、赤や黄色の落ち葉があったり。

冬は霜柱ができているかもしれません。

大人は特に見逃してしまいがちですが、身近なところにも自然はたくさんあります。

ネットや図鑑で調べてみよう

発見したものをネットや図鑑で調べると、知識を深めたり、もっと興味を持つきっかけになるかもしれません。

観察して絵に描いてみるのも、より深く知るきっかけになります。

例えば、ありはどんな姿かたちをしているのか、足は何本あるのか…など実際に見て、絵という形でアウトプットすることで子どもの記憶にも残りやすくなります。

さいごに・・・

いかがでしたか。

自然体験から学び、身につけたことは、大人になってからも役立つことが多いのではないかと思います。

目標を自分で決め、何をどのようにすればいいか自分で考えて行動したり、相手の気持ちになって考えること、命の大切さを実感することなどは、学校の勉強では学ぶことができないけれども、とても大切なことだと感じます。

自然に触れる機会を作って、子どもたちと一緒に学んでいきたいですね。

ーおわりー

この記事を書いた人
Kana

保育の仕事をして生活しています。
社会学系四大卒→学童保育支援員→オーストラリアにワーキングホリデー(2年間) →株式営業の保育所→学童保育に復帰→試験を受け保育士資格を取得→保育園の担任→海外の日本人幼稚園に就職/
好きなことを好きなだけやって生きています。「たのしい」と思う気持ちが最優先です♪


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