こんにちは、kanaです。
親御さんから見て、わが子の「困った友だち」はいませんか。
「できれば遊んでほしくない…」と思うこともあるかもしれません。
しかし、大人になってみると自分の周りに「困った上司」「困った同僚」などはでてきますよね。
子どもたちは困った人たちとの付き合い方も学びながら、大人になっていくのです。
大人が子どもを対人トラブルから遠ざけてばかりいると、その子どもが大人になったときにそのようなトラブルに対処できないままになってしまうことも考えられます。
しかしながら、周りの大人は黙って見ていればいいのかというと、そういうわけではありません。
本日は子どもの友だちづきあいに、大人はどのように関わっていけば良いかを記事で解説していきます。
まず大人が手本となる
まず、子どもの友だちづきあいを心配する前に、私たち大人は子どもに友だちづきあいについて教えたり、練習をさせているでしょうか。
教えられてもいない、練習もしていないのに、急にできるようになることはありません。
まずは、大人が基本的なあいさつや、「ありがとう」「ごめんなさい」などをきちんと言うなど、子どもと丁寧に関わることが大事です。
ご家庭でも、意識的に人付き合いについて子どもが学べるように関わっていきましょう。
少しずつ子どもは学んでいきます。困っているときは助けてあげましょう
次に、もし「〇〇ちゃんと遊びたい」など一緒に遊びたい子がいるときは「なんて言えば遊んでくれるかな」と子どもに聞いてみたり、分からない場合は「〇〇ちゃん、一緒に遊ぼうって言ってみるといいよ」などと教えてあげると良いでしょう。
学童保育などであれば、一人で言いに行くことができない場合は、支援員が一緒に行くのも良いでしょう。次第に自分ひとりでも「遊ぼう」と言いにいけるようになります。
遊びに限らず、子どもが友だちに「言いたいことがあるけれど、一人では言えない」という場合に支援員が付き添ってあげたり、言いたいことを言えるように補助してあげること、自分で言えそうにない場合は代弁してあげることも、子どもが友だちづきあいを学ぶ上で、とても良いサポートになります。
このように、子どもは大人の助けを借りながら、少しずつ友だちづきあいを学んでいきます。
すぐにできるようになるものではないのです。
友だちづきあいのルールを
まず、友だちづきあいに限らず、子どもが困っていたら親や周りの大人に相談できる環境を作っておくことが大事です。
普段から子どもとコミュニケーションを取るようにし、困ったことがあれば相談しやすいようにしておきましょう。
しかしながら、子どもは、基本的には親には迷惑をかけたくないと思っていますし、子どもが親になんでも相談するという家族は少ないのが現実です。
ですから、事前に考えられる友だち関係のトラブルについて、子どもと一緒に考えておく必要があります。
- 友だちと、ケンカしちゃったらどうする?
- 悪口を言われたらどうする?
- おもちゃをあげたりもらったり、貸し借りはしてもいいと思う?
など、子どもと一緒に考えながら、こういうトラブルが起きたときはこうするというルールをある程度決めておくと良いです。
学童保育では、おもちゃをあげたりするのは禁止ですが、トラブルが起きたそのときに、子どもに話をするという対応になることが多いです。ご家庭で、友だちづきあいについて考えることができていれば、学童保育ではそれを実践しながら学ぶことができますね。
さいごに・・・
いかがでしたか。
子どもは少しずつ、自分のペースで他人との付き合い方を学んでいきます。
「子どもが友だちとうまく付き合えていない」と必要以上に心配せずに、まずは「子どもは自分で他人との付き合い方を学んでいける」と信じてあげましょう。
その上で、大人が一緒に考えたり、サポートしたりすることが大事です。
周りの大人は、子どもの学びを支えてあげられると良いですね。
ーおわりー
小学生の友だち関係について学べる本をご紹介します。
友だちの気持ちについて考えるきっかけになるかもしれません。
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